山田紗子 & 村上結輝

Suzuko Yamada & Yuki Murakami

山田紗子
Suzuko Yamada

1984年 東京生まれ
2007年 慶應義塾大学環境情報学部卒業
07-11年   藤本壮介建築設計事務所勤務
2013年 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了
2013年 山田紗子建築設計事務所設立

主な受賞歴
2011年 SD review 奨励賞
2012年 「Arts&Life:生きるための家」コンペティション最優秀賞
2020年 第三回日本建築設計学会賞大賞
2020年 第三十六回吉岡賞
2020年 Under 35 Architects exhibition 2020 Gold Medal
2021年 AR Emerging Architecture, shortlist
2022年 日本建築学会作品選集新人賞
2023年 第3回小嶋一浩賞

山田紗子
山田紗子

awtbar photo by Kei Murata

山田紗子
山田紗子

miyazaki photo by Rumi Ando

山田紗子
山田紗子

daita2019 photo by Yurika Kono

村上結輝
Yuki Murakami

素材アーティスト

大学在学中にバナナの皮を使用した新素材「バナナレザー」 を開発。卒業後もコーヒーかすと牛乳を使用したブロック 素材「カフェオレベース」、食品廃棄物を使用した「食べられ るレザー」など、廃材を活用した新素材の開発を行ってい る。新素材の開発を通して廃棄物の可能性を示すことで、 見た人の考えを変える「きっかけ」を提供し、ゴミという概念が無くなる世界を目指し活動している。

村上結輝
村上結輝

カフェオレベース

廃棄されるコーヒーかすと牛乳を使用したブロック素材。牛乳を接着剤に加工し、コーヒーかすとその他自然素材を接着剤と混ぜ合わせて制作。全て自然素材を使用しているので最後は土に還すことが可能になっている。使用するコーヒー豆の焙煎度合いや豆の種類、粒度の違いによって色味に変化が生じるため、使用するコーヒーかすによっての違いも楽しめる。カフェオレベースを使用したプロダクトとしては、コーヒーかすの廃棄が出るカフェなどで実際に使用できるインテリアなどへの展開を想定しており、ランプシェードやプランターなど小さなものから制作中。

村上結輝

食べられるレザー

廃棄予定の食品たちをどうにか出来ないだろうかと考えるなかで、今まで食品廃棄物を使用し開発した素材は全て食べることが出来なかったなと思い、元々の食べるという目的から反れない形で活用できないかと考え、開発した素材。食べられる材料のみを使用し、レザーの素になる素材を開発。そこに意匠性やテクスチャや強度、味の変化を与えるための食品廃棄物を加えて作られる。自信で消費した食品の廃棄部分をレザーに変換し、身に付け、外出、帰宅したらそのレザーを夕食にする。といった今までに無い消費行動が行われるとどうなるのだろうか。